プール
2007-04-17
中学校の頃、メガネを外すと可愛い子がいた。
代わりに男みたいな性格で、俺を見つけては尻を叩いた。
そんな彼女もプールの時には女性に見えて仕方がない。
ある日俺が水着を忘れてプールサイドで見学をしてたら、水着の彼女が体育座りしている俺を見下ろした。
「水着忘れるなんてバカだね」
「今日ほど暑い日はそうねーな。大失敗だ」
「暑いんだ。ほれほれ」
「や、やめろ。水をかけるな、かけないでください。冷たいんです」
手についた水をぴっぴと跳ねらせ、小雨にあったような濡れ方をする。
真夏、半端に濡れることほど気持ち悪いことはない。
彼女が手ぇ出してと言うので出してみると、二の腕と腕で俺の手を挟んだ。
「気持ち