他人(ひと)の皮を被る 四話

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 結局、一週間が過ぎても晃が捕まる事はなかった。
 どうやら奈津美は、自らが穢されたと他人に知られる事を良しとはしなかったらしい。
 晃は不安から夜ごと由希を呼び出しては抱いていたが、ようやく安堵して動き始める。

 次に興味を惹かれたのはスワッピングだった。
 カップル同士が互いのパートナーを交換し、マンネリ打破や嫉妬による欲情を目的に楽しむというものだ。
 他人を装って手に入れた恋人を、さらに別の男に抱かせる。
 それにひどく興奮した。
 ネットで探すと、スワッピング相手を募集しているカップルはかなりいた。
 だがほとんどが中高年カップルだ。
 せっかく由希という極上の女を出すのだから、相手にもそれと釣り合うだけの魅力が欲しい、
 と晃は思った。

 妥協せず探っていると、一人妙な人間を見つけた。
 山のようにスワッピングを申請されながら、それを全て撥ねつけている須川という男だ。
 調べてみると、どうも須川自身は50過ぎであるにも


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