俺はもう死ぬから別れてくれ
2011-01-24
ある時、受験やら身内の不幸やら人間関係やら金銭的な問題なんかでせっぱ詰まったとき、
プレッシャーに弱い俺は一週間ほど勉強も手につかず、飯も食えず、寝られず、
なんの罪もない彼女に八つ当たりして、自分の部屋をめちゃくちゃにした。
彼女は黙って俺を見ていたが、最後に「俺はもう死ぬから別れてくれ」と泣きながら言ったら、
彼女は俺の頭を撫でながら、悲しそうな、優しい目で俺を見つめながら、
「本当に耐えられなくなったら、一緒に死んであげる。だからもうちょいがんばりな」と言ってくれた。
その瞬間、疲れやプレッシャーが一瞬で、文字通り霧消した。
そのまま彼女に頭を撫でられながら、悲惨な部屋の真ん中で眠りこけた。
起きたら、部屋が