おみやげ

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2007-04-05

小学校の国語の教科書に、「おみやげ」という作品が載っていた。

宇宙人が地球に来訪、自身の高度な文明を伝えようとする。
まだ未開な地球人では、この技術を誤用悪用しかねない、
そう考えた宇宙人は、地球人がしかるべき程度の文明に到達したときに開けられるよう、
特殊な合金を使ったカプセルにノウハウを封じ、地球人へのお土産とした。
幾年月が流れたある日、カプセルの置いてある砂漠で核実験が行われる。
カプセルは跡形もなく消滅する。

―という話だ。
この「おみやげ」を生徒に朗読させた後、女教師が問う。
「皆さんはこの話を読んでどう思いましたか?」と。

「核兵器はいけないと思いましたー」
「人間は

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