39歳崖っぷち女に迫られて

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去年、本社から地方にある支部へ飛ばされた。
憂鬱な気分で新天地へ向かい、居住する事になったアパートの引っ越しを終え、隣近所に挨拶しに回っていると、2つ隣の部屋に中村という中年女性が住んでいた。
「こんにちは、今日から引っ越してきた高野です。これよかったらどうぞ」
「どうも…」
粗品のタオルを手渡し、その場を後にしようとしたが。
「よかったら、上がってかない?」
「じゃあ…せっかくなんで…はい…」
他にも回る部屋が残っていたが、隣人の親切を無碍に出来ないと思い、仕方なく彼女の家に上がった。
「まあ、ちょっと散らかってるけど、気にしないでね」
「は、はい…」
そこは大変ゴチャゴチャしており、食べ終わったカップ麺の容器が山積みされ、洗濯前と思われる下着が脱ぎ捨てられているという状況で、よくこんな部屋に人を呼べるなと思えてくるほどだった。
「あんた、若いね、いくつ?」
「来月で31ですけど」
「へー、てことは…下の弟と同い年か」


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