部下のお見合い1 身だしなみ

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2010-06-11

その日、私は久しぶりの休日を自宅でのんびりと過ごしていた。
「今から2時間しか時間がないけど、逢える?」
ミキから連絡が来た。

特に予定も無いので、お茶でも飲みに行こうかな。
いつもの待ち合わせの場所に行くと、普段よりオシャレをしたミキが待っていた。

「待った?」
「もぉ~~、遅い!」
私は予期せぬミキの言葉に驚いた。
約束の場所までは、20分以上かかる。
でも、10分少々で走り抜けたので、早いねぇ~と言う言葉を期待していたのだ。
きょとんとしている私をせかすように、ミキは車に乗り込んだ。

「お茶でも飲むか?」
「運転手さん、○○ホテルへ・・・急いで!」
「あれれ、どうした?」
「良いからお願い。。。急いで!」
「了解!」
私はアクセルを踏み込んだ。
シートに激しいGを感じながら、愛車はタイヤを鳴らす。


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