EARTH・PERIOD@STAGE・1

開く
2011-10-03


「天宮のどこがいい訳?あんな暗くて不気味な女が、お前の好みなんか?」
「……いや、好みと言うか、なんか不思議な感じで気になるんだよな…。」
俺の名前は、谷川大和(たにかわやまと)。青春真っ盛りの高校三年生だ。趣味は読書。自分で言うのも難だが、地味でシャイボーイの弱虫チキン野郎。どのくらいシャイボーイかと言うと、女の子と目を合わせられないくらいの、シャイボーイだ。それに加えて、ビビりでモテない。どのくらいモテないかと言うと、自分の年齢と彼女いない歴が比例してしまう程に、モテない。なんだか、自分で言ってて悲しくなってきた…。
「それって、もう好きになってんじゃね?気になるんだろ?天宮の事が。」
今、俺と会話をしている人間が、同じクラスの松森直秀(まつもりなおひで)。運動神経抜群。身長でかくてバスケ部。スタイルもよく、茶髪でイケメン。ピアスなんかしちゃって、オシャレオーラ全開のチャラ男でモテる。どのくらいモテるかと言うと、毎日告白されるくらい、モテる!!第一、運動神経が良くて、身長があって、バスケ部でイケメン。これでは、モテない方がおかしい。

お勧めの体験談