おまじない少女との思い出

開く
----/--/--

18年前、私はある街の大学に入学しました。親元を離れ、一人でアパートに暮らしていました。そのアパートは古い鉄筋コンクリート造の3階建てで、中央に階段があって左右に1世帯ずつの全6世帯が住んでいました。私はその3階に入居しました。
隣の住人が帰ってきた気配を感じて、故郷の銘菓を持って挨拶に行きました。出てきたのは赤いランドセルを背負った可愛い女の子でした。名札から、4月からは6年生になる桜ちゃんと分かりました。
このアパートは1LDKの単身者向けですが、お隣は母子家庭で、母親は美奈子さんといい当時37歳、昼はスーパーでパート、週末の夜はスナックで働き桜ちゃんを育てていました。
私は4月のある日、桜ちゃんが登校した後、美奈子さんに呼ばれてお茶をご馳走になりました。
「キミ、彼女は?」「いません。先月来たばかりですし…」
「そうよね。前はいたの?」「いえ…」
「じゃあ…童貞クンかな?」「は、はい…」
美奈子さんはアイドル顔でとても37歳には見えませんでした。若い頃はさぞかし可愛かったと思われました。私は、美奈子さん


お勧めの体験談