シコタンとオナタン・最終章「運命の一夜・前編」

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2014-12-04

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運命の日を間近に控えた俺たち姉弟に、ハァハァな展開はしばらくなし。

夏休み終盤には集中講義なるものがあり、姉は普通に学校に通ってた。
電車も学生が夏休みで目立ったラッシュもなく、姉は一人でも平気とのこと。
俺は俺でバイトの時間を増やしたり、部活の合宿などもあったもんで。

口内射精を終えた俺たちの向かう先はもはやエッチしかないと思われたが、微妙な距離感を保ったまま普通の姉弟として数日間を過ごしていた。

前述した自営業を営む両親の仕事を手伝い小銭を稼ぐなど、意外と働き者の俺。
そんな俺を孝行息子だと、両親ではなくなぜか姉が褒めてくれる。

いや、違うんだ。
家にいると、妙に姉を意識してしまい胸が苦しくて。

悶々ハァハァとしていたのもあったが、ダルの存在が気になってた。

初めて姉に見えた異性の影。
いやこれまでだって言い寄ってくる男なんて数え切れないほどいたはずだろうけど、俺はその頃ただの弟だったわけで。
・・・いや今もた


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