中学生に寝取られた_8
2012-11-06
「せっかくだから、サラダも持って行きなさい」
雄太の母が盛りつけているのは、具がたっぷりのチキンカレーだ。
「本当はご飯どころじゃないんだよ。お腹が空いたら勝手に冷蔵庫をあさるからさ、心配しないで」
「もう、だから言ったじゃないの。お盆前に終わらせなさいって」
「ぼくはやったよ。でも、ほら、あの二人がね」
意味深に笑って、雄太はキッチンを後にした。手にしたトレイにはカレーライスが三皿とコップとスプーンが三つずつ。小脇にミネラルウォーターのペットボトルを抱え、軽い足取りで階段を上がってゆく。
足音に気づいたのか、中から邦夫がドアを開けてくれた。Tシャツ、ハーフパンツ姿の雄太に比べて、邦夫は全裸だ。
「おまたせ。あ、家に電話した?」
「ああ、きちんとお礼しとけって言われた」
「康二くんも?」
同じく全裸の康二は、床に散らばったティッシュを摘まみ拾い