ヒガンバナ 2 ~秘め事は被虐の味~
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再び真紀を抱いたのは3月末、真紀の部屋だった。
「うーん、まだちょっと痛いなあ。血は出てないみたいだけどね。」
真紀と俺のアパートは、私鉄で5駅離れていた。俺の方が都心に近いので家賃の割りにアパートがボロなのだった。次第に快感を覚えてきた真紀を俺の部屋で抱けば、隣に真紀のヨガリ声が漏れているはずなのだ。真紀は可愛い女の子だから羨ましがられる優越感には浸れるが、結婚可能な四親等とはいえ親や親戚に内緒の近親者における相姦なので、聞こえる事自体後ろめたかった。
「ああ、気持ちいいよお兄ちゃん。ああ、お兄ちゃんのチンチン大好き。」
こんな声を聞かされたら、ただならぬ関係と疑われかねないととても引け目に感じていた。なので、8割方は真紀の部屋で愛し合っていた。真紀の部屋には俺の着替えが増えていった。
夏休み、盆前までバイトして、旅行しながら帰省した。旅館や民宿の宿帳には本名を記した。苗字が同じで俺をお兄ちゃんと呼ぶ二人は血縁者で何となく似てるので兄妹と間違われたが、一々反論しなかった。だから、真紀のマンコを拡げてクリまで舐めると、部屋の外に聞こえない