田舎 ①

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今から30年ぐらい前の話。
父の仕事の都合で東京から五年生の春に全校児童が25人ぐらいの田舎の小学校に転校した。
五年生は男子は一人だけで女子が二人のクラスだった。

一人だけの男子『タケシ君』は今でずっと肩身が狭い思いをしてきたのか、転校当日からすぐに仲良くなった。身長は僕とあまり変わらないけど、色黒で坊主頭の『野生児』って感じだった。

「一度、同級生と『連れション』してみたかったんだよ。トイレを案内するから一緒に行こ!!」
といきなり僕の腕を引っ張ってトイレに行き、並んでオシッコをした。
「ケータ君のチンコおっきいな!!東京の人ってみんなおっきいの?」
「(笑)ケータでいいよ。そんな事ないって」
「同い年のチンコなんて見たことないからさ~、それに先っちょがムケてるし」
「タケシ君、トイレの外まで声が聞こえてる(笑)恥ずかしいよ」
「俺もタケシでいいよ。スゲェなぁ。東京の人ってみんなそうなの?」
「東京は関係ないから(笑)」
タケシはまじまじと


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