夏の夜、懐かしい母校の保健室で後輩と
2015-07-22
この体験談は約 9 分で読めます。
私が大学1年の頃の話です。
お盆に帰省し、久しぶりに高校の後輩に連絡をしてみました。
彼は1つ下で、男と女というよりは仲間といった感じの関係でした。
卒業以来の再会で、免許を取った私の車で高校の思い出話などをしていると、そんな話の流れから、久々に高校に侵入することになりました。
時刻は午前1時くらいで、さすがに人気はなく、校門も難なく乗り越えることができました。
校内は暗く、自然と手を繋ぎ校舎の方へ歩きました。
今はどうか分かりませんが、うちの高校は古い建物で、校舎の窓を縦に揺らすと鍵が外れるのです。
そして校舎の中に二人で入りました。
校舎の中は物音一つせず、まるで世界に二人だけしか存在しないような不思議な空間でした。
明かりを点けるわけにはいかず、月明かりの中、二人で手を繋ぎ、驚かしあいっこをしながら歩きました。
と、保健室が見えました。
私はよく受験の頃、眠かったりするとサボって寝ていたので、懐かしくもあり中に入ってみるこ