いつもの満員電車で俺を誘う痴女

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2014-12-24

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彼女にあったのは少し寒くなり始めた10月の終わりか11月のはじめ頃だったと思う。
通勤で使ってる電車は降車駅に近づくにつれて混雑度を増していった。
僕が乗った次の駅から彼女は電車に乗ってきた。
意識したのはその日が初めてだったが、次の日も、その次の日も彼女は同じ時間、同じ車両、同じドアに乗ってきた。
いつも先頭で。

彼女は飛び抜けてスタイルが良いわけではないが、スリムな体にしては胸が大きかった。
顔は切れ長の目から冷たい印象を感じ、女優の葉月里緒菜によく似ていた。
その後色々なことがあったが、結局最後まで名前を聞くことはなかった。

その日は彼女が乗り込んで来た時に一瞬目があった。
彼女は反対側のドアの前に立っている僕の方まで、真っ直ぐに歩いてきた。
彼女は僕の斜め前に立ち、背を向けた。
その後、停車駅を重ねて人が増えるにつれ、奥に入っていった。
いつの間にか彼女はドアに垂直に立ち、僕の真横に立っていた。


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