避難小屋での一夜

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2019-01-27

数年前に関東北部の冬山に行った時の話。 
登り始めは天気が良かったが、中腹で雪が降り始め、 
昼に山頂に着いたときは、吹雪になってしまった。 
急いで下山を始めたが、ほどなくホワイトアウトに。 
地図にのっていた無人の避難小屋になんとかたどり着いた。

扉を開けると先客がいて、見るとかなりの美人であった。 
’いや~参りましたね、まさかこんなに雪が降るとは’ 
’私も日帰りで来たのですが・・・’ 
話をすると先客は、山歴5年ほどで私の半分以下で、服装が軽装で 
食料も飴とお菓子を持っているだけとのことだった。 
落ち着いた感じで、真面目そうな女性だ。 
’私は食料とガスを持っているので、食事をして温まりましょう’ 
女性は、かなり恐縮していた。

食事が終わっても外は吹雪いていて下山は到底無理

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