本物の雄4
2018-02-27
僕は涙を流しながら、鷲尾から送られてきたであろうDVDを見ていた。
そこには二人共裸で、ベッドに横たわる母とそれを上から抱き締める鷲尾が映っていた。
彼らの両腕はお互いの身体を強く抱き締め、汗で光る肌と肌を擦り合わせるように、激しく重なり合っている。
荒々しい口づけを何度もしながら重なり合う男女。
彼らの身体は完全に同化してしまうほどに愛し合ってしまっていた。
今まで僕が見てきた光景ではない。
僕の目の前に映る二人の男女は、傍から見れば、お互いを認め
一生を誓い合った者同士がするSEXといってもおかしくない。
母は自らを完全に鷲尾に差し出してしまっているようだった。
「愛してる、お前を本気で愛してる、本気でお前を俺の女にしたい
今までの女の中でお前が一番の女だっ。全てを捨てて俺と共に来い」と鷲尾。
「い・・・あ、あ