プールサイドでの屈辱
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私は高校の頃、水泳部に所属していました。小学校からずっと水泳一筋でなにより水泳が大好きでした。そんなこともあって3年で私は水泳部の部長になりました。水泳部はいつも男女一緒に活動していたのですが、男子部員の中にどうしても気に入らないヤツがいました。そいつは裕太といっていつも練習はサボるし、部活に顔だしてもふざけているし、女子部員の更衣室を覗こうとしたこともありました。とにかく私は裕太が嫌いでした。そんなある日。私は大会が近いので自主練習するためにかなり早くプールにいました。私が準備していると裕太が現れました。「練習しないくせに早いんだね。」私は嫌味っぽく言いました。「俺は練習しなくても勝っちゃうからいいんだよ。」その言葉にイラっとした私は「バカじゃないの。」と返すと裕太が「じゃぁ俺と勝負してみる?」と言ってきました。「私が勝ったら水泳部を辞めてくれるならいいわよ。」そう半分冗談で言い返すと「なら俺が勝ったら部長に土下座して謝罪してもらおうかな。」と笑っていました。その態度とニヤケ顔に腹が立った私はその条件を飲みました。私は勝つ自信がありました。確かに裕太はタイムが速いですが、練習もろくにしないようなヤツに