同期一の美女を落とす

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2015-05-03

その女、由紀に出会ったのは某アパレル企業の入社式だった。 
同期100人程が一堂に会した室内で、由紀が立ちあがって自己紹介した時、 
隣に座る貞森から「おぉ~」という歓声が聞こえた。 
貞森は慌てて自分の口を押さえて真っ赤になっていたが、気持ちは俺も同じだった。 
他の同期や研修の担当者までもが皆、声までは漏らさないまでも、 
ぼうっと由紀の美貌に見惚れているようだった。 
可憐という表現がぴったりの、間違いなく同期で1番の美女だった。 
いや、俺のそれまでの人生の中で、これほど魅力的な女に出会ったことはなかった。 
気品あるノーブルな顔立ちと柔らかそうな髪がとても印象的で、 
スリムな体型にはリクルートスーツがとても良く似合っていた。 

入社式も終わらぬうちから大規模な争奪戦が始まり、 
何人もの男達が、何かと話し掛けたりしている

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