従姉妹の丑の刻参り
2010-04-02
高校生になってから「髪伸ばして三つ編みするのが夢なんだ!」とか嬉しそうに言ってた従姉妹が、ばっさりと髪を切った。
失恋とは違うらしい。
「どういう心境の変化だ?三つ編みするんじゃなかったのか?」
「あ、もう止めた」
従姉妹は、にこにこ笑いながら、ピンピンに跳ねた後ろ髪を何回も撫でつけてた。
ちょっと違和感を感じた。従姉妹はこんなに笑う子じゃなかった。どっちかっていうと無愛想で、拗ねたみたいな顔してるタイプだった。
何かあったんだなって思って、しつこく聞いた。
そしたら、こんな話をしてくれた。
聞いた話をそのまま書くからグチャグチャかもしれない。ちょっとヒステリックになってたし。
「引かないでね。私、よくないことしたから」
って、最初に従姉妹が言った。
以下、従姉妹との会話。