憧れの1人暮らし隣人に恋(を)した(5/6)
2009-09-27
第18章 崩壊
次の日、俺は起きた時からなんか変な感覚した。
自分の体が自分の物でないような
妙にフアフアした感覚とでもいおうか・・・。
第三者的、神の視点から自分を見ているような・・・。
しかし見下ろしている俺は、決して生物ではなく
ただの蛋白質の塊というか・・・。
言葉ではどう表現すればいいのか分からない
とにかく変な感覚であった。
時計を見た。
9時か・・・。
横では悟が本を読んでいた。
「おはよう」
俺は悟に挨拶をした。
悟は俺の挨拶に気づくと、心配そうに言った。
「おはよう。お前大丈夫か?体調悪そうだぞ?」
「うん。大丈夫」
俺はそう言って洗面所に向かうと、顔を洗ってリビングに戻った。