ハニートラップ
2010-09-25
俺は32歳独身。仕事は某電気メーカで研究開発の仕事をしている。アニメや鉄道好きなためか、女の子と話が合わず彼女ができない。性体験は風俗のみだ。
そんな俺が恭子に初めて会ったのは、秋の雨の日、行きつけのダイニングバーでだった。俺は帰りが遅くなるとそのバーで食事をとり、軽く一杯やって帰る。黒い服がよく似合うスラリとした色白美人が一人で飲んでいたので印象が強く覚えていたのだ。それから何度かその店で恭子を見かけ、ある日カウンターで、ひとつ置いた席に彼女が座っていたとき、初めて彼女と話した。
「よく、この店でお会いしますね。」
「ええ、最近こちらに越して来たんですけど。仕事で結構夜が遅いものですから、どこか食事ができてお酒も飲める店がないかと探していて、このお店を見つけたんですよ。それから気に入ったので、たびたび来てるんです。」
「俺も、仕事で遅くなることが多いのでよくこの店で晩飯兼晩酌をして帰るんですよ。」
そんな会話がきっかけで恭子とよく話しをするようになった。普通の女の子ならあまり興味を