セルフボンテージの快感から抜け出せない私・第1話
2017-09-25
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お盆が近いせいか、社員もまばらなオフィスはどこか空気が緩んでいる。
窓の外には変わらぬ鈍色の街並み。
オフィスの向こう側では後輩OLが小声で私語を交わしていて(たぶん休暇の話だ)、暇そうな課長も不機嫌そうにそちらばかり睨んでいる。
両隣の同僚は休暇中で、PCのモニタと書類の束がうまく私の姿を隠している。
誰も、私を見ていない。
「ンッ・・・」
(あ、ダメ、声が出ちゃ・・・)
ゾクンと四肢を犯し抜く被虐の波に鼓動が止まりかけ、私は大きく息を喘がせた。
どっと冷や汗が流れ、息を殺して肩でオフィスの様子を窺う。
大丈夫。
まだ誰も倒錯した私の遊戯に気づいていない。
ランダムな振動で淫らに私を責めたてるのは、浅ましく男を模したバイブレーターだ。
会社の制服の下、微かに波打つスカートの奥にみっちり埋め込まれたソレは、細い革紐でお股に縛りつけられ、どんなに腰をよじっても抜けないようにされているのだ。
肉の合わせ目か