この歳になって 第二章 アップし直し2

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この子はもう十分に解っているよ。」と間に入った。
そしてこの部長を取り締まり室に呼んで秘書自慢の美味しい珈琲を振舞って「さて、君の悩みを聞こう。個人的な心配事が無いとああは怒れないだろう。急に思いつかなかったら珈琲を飲みながらゆっくり思い出してくれ。」部長はお子さんが大学入試に向き合ってくれない悩みをぽつぽつ話し始めた。黙って全部聞いた。
「君は実によく働く。でも休みの日にお子さんとちゃんと向き合って話をして余裕を見せているかい? 君は東大出だ。日本一の東大を出ても20年近く仕事でひーひーいう姿をお子さんに見せて、お子様が東大を目指すと思うかい。休日は仕事は良いからお子様と遊んでごらん。こっそり奥様に1本つけて貰うのも良い。」とアドバイスをした。
部長ははっと気が付いて「取締役。誠に有難う御座います。息子と少し遊んでみます。」と仕事に帰った。冷蔵庫にケーキが有るのを確認して今度は怒られていた女子社員を秘書に連れてきてもらった。「さっきは災難だったね。ケーキでも食べて暫くここで一休みしていきなさい。と秘書と2人にして専務に会いに行った。
彼女は1時間ほ


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