俺の青春と現在が(1)

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俺が21の時の話。

その日は、食中毒をおこし、朝に病院で点滴を受けてから、一人暮らしの家から車で20分の実家に帰った。

昨夜、下痢と嘔吐で一睡も出来なかった俺は、点滴の効果と実家の安心感から、すぐ眠りについた。

夜、部屋をノックする音と母親の声で目が覚めた。

「和樹、なんか同級生とか言うとる女の子3人来とるよ。」

寝ぼけながら俺は、部屋を出て母親に

「だれ?」(俺)

「見たことない子やったけど。」(母)

特に気にすることなく、玄関に向かいドアを開けた。

「久しぶり、元気しとった?」

そこには、恵美・亜紀・沙耶がいた。高校時代に学校の校舎改築のためにテニスコートが使えず、テニスコート

を時々借りていた女子高のテニス部員だった。一通りの挨拶が終わった後、冬だったこともあり家のなかで話を

することになった。家の中では、九時ごろに亜紀が門限があるので帰るというまで、高校時代の思い出話、互い

の近況報告で盛りあっがた。俺も三人を見送ったあと、翌日の仕事にそなえ一


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