ウェディングベア

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2011-06-12

新婦友人として出席した披露宴にて

新婦には重い知的障害の妹がいて、
いつもは遠方の施設にいる

姉妹の両親は他界しており、
たった一人の家族である妹を新婦は
とても可愛がっていた

私たちは会うのはその時が初めてだったが、
話し方が幼いだけで後は普通の女の子だった
しかし、新郎の列席者たちは妹の言動に笑っていた
やがて宴も最後の時に妹から新婦にプレゼントが渡された
それはウェディングベアで、妹が長い時間をかけて一生懸命作っ
たものらしい
(付き添いの施設の人が言っていた)

新婦はベアを抱きしめ泣いているのを妹が
「ねーね、痛いの?誰かに叩かれたの?」
と頭とか撫でていた
その姿に私たちは涙が止まらない
が、新郎側は
「お姑さんも大変だ。荷物が増えて」
と悪口の言い放題


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