受験生の息子と一線を越えてしましました・第1話

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2022-01-14

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17歳になる息子の気が違ってしまったのかと思い、1年ほど前から悩んでいました。

じつは、あの子が高校2年生になった頃から、だんだん口数が少なくなり、何を言っても「うん」とか「あー」とか言うだけで、すぐに部屋に籠もってしまうようになったのです。
主人がいた頃は、なんでも話し合えるとても良好な関係でした。
というのも、3年前に主人を山の遭難事故で亡くした私は、生活のためにどうしても働かなければならず、元働いていた薬局で働きはじめました。
幸い薬剤師という職業は今とても条件がよく、息子1人くらいはなんとか育てられるお給料をいただけます。
でも主人が生きていた頃とは違い、私がいつも家にいるわけではありません。
朝は私が用意はしますが、夜は息子1人のことが多く、ひとりぼっちの夕食が多くなってしまいました。
遅番が続いた時は私が帰宅しても自分の部屋で勉強していて、何日も親子で会話がないこともありました。
ですから息子との距離が少しずつ広がっていったのかも知れません。


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