チョークと妹

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2006-06-13

人間誰でも、自分の嫌な記憶は無意識のうちに封印してしまうもので 
何かの拍子にそれを思い出すと、 
恥ずかしかったり、くやしかったりするものだろう。 

先日、妹も、そういう体験をしたようだ。 

妹「あー・・・あのねー・・・嫌なこと思い出した・・・」 
俺「何を」 
妹「いや、急に思い出したんだけどね・・・ 
  あたし、チョーク食べたことあるんだった・・・」 
俺「声がきれいになると思って?」 
妹「えっ!?えっ!?なんでわかるん?」 
俺「『狼と七匹の子ヤギ』の狼のマネしたんだろ。 
  そのくらいお見通し」 
妹「あ、じゃあ、お兄も食べたことあるんでしょ!小さい頃!!」 
俺「お前と一緒にするな」 

童話『狼と七匹の子ヤギ』で

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