親子ほど年の離れた女子大生と過ごした4年間
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単身赴任・・・。
愛しい女房子供を故郷に残し、鉄筋コンクリート造5階建てのワンルームマンションに越してきた。
一度故郷に戻り、送別会の後、離任の挨拶をして、赴任先へ来て孤独を味わう事2日、ピンポーン・・・とチャイムが鳴った。
「あの・・・隣に越してきた者です。今年から女子大に通います。よろしくお願いします」
ショートカットであどけなさの残った可愛い顔の女の子から、手拭いを貰った。
俺が一度戻っている間に越してきたらしいが、女子大生でこんなワンルームマンションって。
ああ、そうか、ロビーからして鍵無しじゃ入れないというセキュリティを重視したのか。
時代だなあと思った。
俺が大学生の頃は男も女も普通のアパートに暮らしていた。
俺の部屋は3階の一番奥なので、お隣さんはあの女子大生だけで、必ず彼女の部屋の前を通るからすぐ顔馴染みになった。
名前は『奈々』と言って、二回りも年が違ってまるで親子だった。
ゴールデンウィークは久しぶりに家族と過ごし、毎日のように女房を抱いた