乱交♪
2005-05-04
「今日は、ジャイ子ちゃんに提案があるんだけど」
放課後。写真部の部室に呼び出されたジャイ子は、慎吾にそう言われた。
「どうせ、ロクでもない事なんでしょ?」
冷ややかなジャイ子の態度に、慎吾は気にする様子もなく、言葉を続けた。
「これから、テニスでもしないか?」
「はあ?」
あまりにも予想外の言葉に、ジャイ子はとっさに意味を理解する事が出来なかった。
「どういう事?」
「どういう事も何も、さっき言った、そのまんまの意味なんだけどね」
小馬鹿にするような慎吾の口調に、ジャイ子は怒りを覚えた。
「何で私があんたたちとテニスをしなきゃ、いけないのよ!!」
「じゃあ、このテニスに今までの写真をかける、って言ったら?」
今まで黙っていた武志がボソリと口にした一言は、ジャイ子にとって衝撃的なものだった。