先輩のせいっすよ
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中2の5月始め、中総体の前だったので、何とかレギュラーに選ばれようと
必死だった僕は、みんなが帰った後の剣道場で一人残って練習台を相手に打
ち込みをしてました。すると、顧問に呼ばれてたらしい女子剣道部の部長が
戻ってきました。学校でも一目置かれた美人な先輩で、あまり話したこと無
かったのですが(おそれ多くて近づけなかったためw)
「遅くまで残ってがんばってるねぇ〜」とN先輩。
「あ、いえ、補欠なりそうなんで・・・」が精一杯の僕。
部室に去って行く後ろ姿を見送ってから10分ぐらいして、先輩は防具に着
替えて戻ってきました。どうやら一人で練習している僕に感心したらしく、
受けだち(打たれる役)をしてくれる気になったみたいでした。
ここまでが僕と先輩が放課後の剣道場で2人きりになったワケ。
30分ほどたって、外も暗くなってきた頃N先輩に
「そろそろ終わりにしない?」
といわれ、着替えることにしました。防具をはずし、狭い防具庫に防具