幼なじみと

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あれは、十年前、俺が中学二年生の時だった。
夏休みのある日、夏祭りがあった。
その日、俺は隣に住んでいた幼なじみと、祭りに行く予定だった。
その日は、2人とも両親が留守だった。
幼なじみの名前は坂本真由美。現在は同じ中学で同級生。
容姿端麗、成績優秀で、特技は料理や裁縫などと、男にとっては理想的な女の子だった。
男子からの人気も高く、先輩後輩を問わず、何度も告白されているのに全部断っている。
(だけどいつかは真由美も彼氏が出来て、俺から離れちまうのかなぁ)と考えながら、俺は待ち合わせ場所で真由美を待っていた。
「遅くなってごめん。待った?」
ようやく真由美はやってきた。
黄色いTシャツに、赤いミニスカートだった。
髪型は、いつもは結んであるのに、今日は肩まで伸ばしている。
「おせぇよ。何してたんだ?」
俺は文句を言った。
「ごめん。そこで友達に会って話してたの。さっ、行こう。」
真由美は、俺の手を握


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