小四の夏の日に
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小学校4年生の頃、同じ町内に住む同級生の女子でKさん、Hさんとよく一緒に遊んでいた。いつも三人一緒に下校して、近所の神社の裏にある空家の庭で、捨て猫を育てたりしていた。その庭には何故かたくさんのエロ本が捨ててあったので、
「これ、何してんの?」
「気持悪!」
とか言いながら一緒に見たりもしていた。僕とHさんは気持ち悪がって、あまり見たくなかったけど、活発なKさんだけは、
「これ、凄いでっ!」
とか言って笑いながらよく一人で見入っていた。
いつもの様に3人で下校していた夏休み前のある日、Hさんとは先に別れて、Kさんと一緒に帰っていた。その日はいつも居る自分の母親が夕方まで帰って来ないので、鍵を持っている事を告げると、Kさんが僕の家に遊びに行きたいと言ってきたので、一緒に自分の家まで行った。これまでも、学校帰りにそれぞれの家に遊びに行き来していたから、特に不思議にも思わなかった。
ところで、自分の家の居間には西洋画の複製画が飾ってあって、それは若い女性が上半身裸で髪を結っている油絵だった。部屋に入ると、Kさんがその絵