高校卒業から上京までの思い出(序章)
2006-05-18
高校生の頃の俺は、もてた・・・・・らしい。
地元の県立商業高校(男女併学)に3番の成績で入学した。
頑張れば県内有数の進学校にも入学出来ただろうが、家庭の経済状況
を考えれば、大学までは望めない。高校卒業後は就職しようと思って
いた。それならば、実業高校の方が有利である。したがって、受験勉
強などした覚えがない。
(まあ、もともと予習復習はおろか、宿題さえまともに提出した覚え
がない。当時は、それでも授業さえ真面目に受けていれば、少なくと
も落ちこぼれることはなかった。)
「らしい」というのは、その頃の俺は、同年代の野郎共と麻雀をし、
パチンコをし、酒を飲み、時にはキャンプを張ったりという事が楽し
くて、女っ気などなくとも十分に楽しめていたし満足だったから、
そういう男には、女の情報や話題もなかなか入ってこない。自分に思
いを寄せている女の子が居るなどとは全く気付かなかった。
・・・そう、卒業式直