クリスマスの想い出
2008-12-29
俺は、繁華街の喧騒を感じさせない住宅街に在るショットバーに彼女と来ていた。今日のクリスマスに合せ彼女の為にレストランの予約やらプレゼントやらで走り回ったかいがあったというもの。今日の彼女は何時に無く綺麗だ。クリスマス効果って奴かなw 俺は何時もの如くバーボンロック、彼女はマティーニ 白く、か細い指がグラスに添えられほんのりと赤く染まった頬が初々しい。
「今日、家には、何て言ってきたの?」
彼女の家は結構厳しく、門限があった。
「お母様には、お友達とクリスマスパーティー、お父様には、スキーに出かけてるって事になってるわ」
それに加え、箱入りのお嬢だった。
「そう、じゃあ、朝まで良いんだね?」
俺がそう言うと彼女は俯きながら軽く頷く。
・・・・・・・・・
「じゃあ改めて乾杯しよう」
「メリークリスマス」