他人の不幸を喜ぶ人は、女性より男性に多い

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2012-07-06

ロンドン(ロイター) 他人が苦痛を受けるのを見て満足感を覚える傾向は、女性より男性に強くみられるとの研究結果をこのほど、英ロンドン大のチームが発表した。男女の脳をスキャンすることにより、反応の違いが明らかになったという。
 
チームによれば、他人の不幸を喜ぶ心理を脳神経学の立場から検証した研究は初めて。成果は英科学誌ネイチャーに掲載された。
 
チームは、32人の男女に参加を求め、俳優が演じる4人の相手と金銭のやり取りをするゲームをしばらく続けた。俳優には、借りた金をしっかり返す誠実な相手と、ほとんど返さないずるい相手をそれぞれ演じさせたという。
 
続いて、相手役の4人に軽い電気ショックを与え、この場面を参加者グループに見せながら脳をスキャンする実験を行った。その結果、男女の反応に大きな差がみられたという。
 
好感を持った相手が苦痛を受ける場面では、男女とも「共感」や

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