湯治先の温泉で、仲良くなった夫婦も奥さんと・・・。
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志願して出場したわけではないので完治するまで長期休暇を貰える事になったのは良いことだった。
だけど、今って骨がようやく、くっつきはじめる位で間接が固まっちゃうから、すぐにリハビリさせられるらしい。
それが痛いの何の最初の頃は絶叫した。
ようやく何とか間接が動くようになったら、かみさんがご褒美にって東北の某温泉で湯治することになったのである。
温泉といっても旅館ではなく、いや旅館なのだが湯治施設というか木造の宿舎みたいなのが旅館の横に建っていて長期療養者はそこで自炊して暮らすというそういったもの。
まあ閉山まえギリギリという事もあって他に泊まってる人も居なくて寂しいこと寂しいこと。
だってまだヨチヨチ歩きで自由に外散歩する事もできないし。本読んでてもすぐ飽きちゃうし。もう限界!帰る!ってなったときに長澤さんという夫婦がやってきた。
それが奇遇な事に俺と全く同じ社員野球で足を骨折して療養に来たというんだから笑った。
歳も俺と旦那さんと歳一こしか違わなくて、何か運命を感じますねえとか