サヨちゃん

開く
2012-03-27

俺は小学校に入るまでは、広島の田舎の方に住んでいた。
その時に知り合い(仲良しではない)だった、「サヨちゃん」の話をしよう。

俺の母方の実家は、見渡す限り畑ばかりのド田舎で、幼稚園も保育園も無い。
俺は母親と祖母とともに家で遊んでは、父親の帰りを待っている毎日で、退屈しきっていた。
近くの町に出かける時だけが楽しみで、よくお決まりの公園に行っては、
買い物をしている母親を待ちながら、遊んでいたものだ。

ある日、公園に同じ歳くらいのかわいい女の子がいて、一緒に遊ぶようになった。
その子は「サヨちゃん」といって、この町に住んでるらしく、一人で遊びに来てるらしい。
黒いスカートと白いシャツを着た、オカッパのかわいい子で、俺はすぐに打ち解けて砂遊びを始めた。 


135: あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/02/02 10:45 
乾いた砂場をスコップで掘り

お勧めの体験談