計画停電でもないのにブレーカーに手をかける妻
2012-07-06
東日本巨大地震が起き、福島の原子力発電所が被災したことから、東京電力は計画停電を行っている。この計画停電が始まって以来、妻が変わってしまった。
日中はともかく、夜の時間帯であれば、停電中にセックスをするようになった夫婦はさして珍しくもないと思う。明かりも消え、マンションによっては水も止まるから料理もままならず、パソコンもテレビも使えないとなれば、自分たちの肉体だけあればできるセックスに向かうのは必然だろうが、あくまで電気が届かない空白を埋めるためにパンツを脱いでいるのではないかと思う。
どちらかといえば誰も歓迎しない計画停電を、妻は待ち遠しく感じて日々を過ごしている。とくに外も暗くなる夜の時間帯に停電になるのが好ましく、第一希望は18:20から22:00の時間帯だそうである。どうしてそんなに停電がよいのか首をかしげていたが、よくよく聞けば、「完全な暗闇」と「簡単には明かりが手に入らない状況」が燃えさせるらしい。そして、我が家では、計画停電のないときにも、妻の手によってブレーカーが落とされるという不思議な事態に陥っている。
初回の停電中にセックスをしていたときに、味を