妻が遺した愛のエッセイ

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2019-08-28

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妻の短大時代の友人に、「妻の過去がわかるものがあったら見せて欲しい」と頼んだ。
しつこく頼んだら、文集の1ページをコピーしてくれた。
妻が書いたエッセイだった。

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『彼と初めての旅行』◯◯里美

私は朝早く彼の部屋に行った。
まだ眠そうな目をした彼が出てきた。
私は、彼に抱きつきながら部屋に入って、ベッドに転がった。
私のスカートが捲れて、露わになった太腿が、彼の興奮を呼び覚ましたみたい。

うつ伏せの私の長い髪をかきあげ、うなじにキスする彼。
脇の下に這わせた彼の手が、ノースリーブの隙間から乳房を狙ってるのを感じて、少し浮かせる。
彼の手はブラの上から乳首をくすぐる。
私の吐息が熱く漏れる。
もう片方の手が股間に伸びて、淫唇を下着の上から撫でようとする。
私は両手でベッドの枠を掴んで下半身も浮かせて、彼の手を招き入れる。
私の息が荒くなり、虚ろになるのは、愛す


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