性欲に溺れていくのも女の人生の一齣だ
2013-10-29
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妻が浮気しることは薄々感づいていたが、ついにその確信を得た。
それは節分が過ぎた寒い朝だった。
私が出勤しようとしていた時、突然、電話が鳴り響いた。
受話器をとると、それは妻の上司の課長からだった。
電話には妻が出ると思っていたらしく、私が出たので課長は驚いた様子だった。
電話を妻に代わった。
二人が話している内容は、取るに足らぬ私的な用件だと思い、嫌な感じがした。
それは妻の日頃の口ぶりから、妻と課長との間は深い関係に進みつつあることを薄々感じていたからだ。
その電話は、逢う約束をする電話ではなかったかと邪推した。
そんな邪推から私は妻に「急な用件でない限り、出勤してから云えばいいことであって、出勤前のこんな時間に家に電話するとあらぬ誤解を招くよ・・・」と注意すると、妻は(気づかれたか・・・?)と思わせるような不安な素振り見せた。
たまたま今朝は、私が居たから分かったことで、いつもこの時間にまだ家にいる妻に電話して連絡を取っているのではな