基本に忠実
2005-07-05
「お兄ちゃん、起きて―――」
いつもの時間に、いつもの声がする。
麻由、俺の妹だ。
「あ―、おはよう…」
「うん、おはよう、お兄ちゃん、もう少しで朝ごはん、出来るからね」
家には両親がいない。親父の仕事で両親とも海外なのだ。
両親が渡航して以来、麻由は家の家事を全て引き受けている。
中々、責任感の強い妹だ。
俺達には2つの秘密がある。
一つは麻由は本当の妹ではない。
麻由はまだ幼い時に家にやった来た養子だ。
そしてもう一つ…
最近になり俺達は付き合い始めた。
麻由に告白された時は驚いたが俺も麻由の事がいつしか好きになっていた。
妹としてでは無く、1人の女として。
OKした時の麻由の喜び様は少し異常な位だったが、