キミニヨバレテ 後編
2009-07-19
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昼間だというのに辺りは薄暗い。
グレーの空にはそれよりも少し黒に近い雲が広がっている。
( ^ω^)
空とは違う真っ白な世界に足跡を付けて歩く男が一人。
首にはマフラーを巻いて口元を隠している。
複数重ねた服の上から長めのコートを羽織って、寒さをしのいでいるようだ。
空から降る白くふわふわとした雪は、体につくと色を失う。
( ^ω^)「もう少し、待つお」
男は、しんしんと積もる雪を踏み固めながら、目的地を目指していた。
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<第4話 冬の天道>
弟者の望みを満たしてから幾らかの月日が流れた。
だん