高校の思い出

開く
----/--/--

高校時代といえば、やっぱ青春ですよね。

みんな次々に、男になり、女になり、着実に階段を昇り始めます。

けど、必ずそのスピードに乗り遅れる人間がいるわけです。

オレは紛れもなくそっち側の人間でした。

運動神経も悪く、ガリガリでいじめられっ子のオレは当然ながら童貞でした。

みんなが筆おろししていくのを、ズリネタにすることしかできない惨めなオレ。

彼女どころか友達も少なく、童貞の日々が続きました。

高2の1学期、珍しく転入生がクラスに入ってきました。

仮にF君としておきます。

オレと似たような痩せ型の、ちょっと頼りない感じの男の子です。

ただ端正な顔立ちで、男ながらに羨ましく思いました。

F君とは波長が合い、クラスで真っ先にオレと仲良くなりました。

毎日一緒に帰り、たまにお互いの家に泊まったりもする仲に。

翌年の高3の夏休み、F君の家に泊まった日、事件が起きました。

いつもと同じように、F君の部屋でプレステやったり漫画を


お勧めの体験談