山の神様(改訂版)

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2007-01-03

山の神様(改訂版)

ある東北の山村に伝わる、萌える昔話。

若い、まだ10代半ばの少年の猟師が、先輩の壮年の猟師と山に入ったが、
先輩猟師とはぐれてしまった 
日が落ちてから行動するのは死につながると常々教わっていたため、
たき火をおこし、 弁当に持ってきた酒の筒と餅の包みを引っ張り出し、
魔物よけに剣鉈を引き寄せて夜明かしに入った。 

火が小さくなって、ふと目を覚ます。薪をくべたして、また眠ろうと
したところ、闇の向こうに、 緑色の炎がいくつも瞬いている。山犬か、山猫か。
がくがくと若い猟師はとっさに剣鉈をつかむと、鞘を払った。 
と、光の当たる範囲内に、不意に、若い女が姿を現した。

すらりとした背格好の、手足の長い女が
ほとんど全裸の体に、じかに獣の皮を纏っている。
キツネか山犬の類の皮だと思われたが、ボロボロに朽

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