新メニュ-
2012-10-03
家は小規模ながら中華料理屋をしています。メニュ-の種類は少ないのも影響してか人気店って分けにはいきませんが、何とか潰さずに両親は頑張っています。
私が高校の頃一度潰れるかどうかまでなった事がありました。父が身体を壊し3ヶ月程入院した為、母が一人で店を切り盛りしていたのですが、メインとなるラ-メン担当は父だった為、母は悪戦苦闘しながら頑張っていたのですが、次第に客足は遠のいていったのでした。
そんなある日の昼の事、テスト期間だった為昼には家に帰っていた私も店を手伝っていましたが客はほとんど来ませんでした。
2時になったので17時までの休憩時間にしようと店の暖簾を中に仕舞っていると、
「あら、もうお終いかな?」
私がそちらを見ると年配の男性がニコニコしながら立っていました。私は母に確認すると、母は目でご案内してと合図をしたので、私はどうぞとおじさんを招きいれそのまま暖簾を仕舞い奥に下がった。
しばらくすると母達はラ-メン談義を語っていたのだが、
「エッ!?本当ですか!!鶏がらを・・・なるほど・・・」