売り出し中のSM嬢だった・・・あの頃の私

開く
2013-07-31

この体験談は約 3 分で読めます。

今でもあの時のパフュームを嗅ぐと思い出す男がいる。
匂いの記憶はフラッシュバックみたいに鮮やか。

その頃、私は売り出し中のSM嬢だった。
ピンヒールにコルセット、特注品の鞭で武装してたっけ。
SMモノビデオの撮影で彼は来てた。
普段は絶対に起き出さないような時間に起きて、朝日が眩しかった。

「おはようございまーす」と、だらけた声で挨拶した私。

そして、彼は「化粧してきちゃったんだ?俺に仕事させてくれよ」と苦笑してた。

彼はヘアメイクさん。
メイクさんって大概は女性か、もしくはゲイが多かったりするんだけど、彼は違ってた。
大きな背中、長くて細い指、ラフな服装。
仄かに香るパフューム。

撮影は長時間に及んで、終了したのは深夜。

「ここ、タクシー捕まえづらいんだよ。帰り、どうするの?」と聞く彼。

「明日の仕込みがあるから事務所に寄らなきゃだけど、それで良ければ送るよ?」と。

疲労してたし


お勧めの体験談