集落
2009-05-10
あれは今から4年前。当時大学生だった私は授業の後、手に入れたばかりのバイクを乗り回すのを日課にしていました。そして、その日もいつもと同様にバイクに乗って走りに出かけたのです。
天気が良かったせいか、私は進路を山の奥へ奥へ進めました。途中「ここから先私道、林業関係者以外の進入禁止」といった看板を発見し冒険心が触発された私は、そこでハンドルを切り私道に入ってしまいました。時刻は17時を過ぎ、日は暮れそうになっていました。その道は舗装もされておらず輪立ちの間に草が茂り、ただ山中に線を引いたといった感じでした。しばらく走っていると段々畑の後らしき人の手を加えられた土地や年代を感じさせるバスの標識が目に入り、レンガ作りのトンネルを越えた私の目にやがて小さな集落が飛び込んで来ました。
ヘッドライトだけでは確認は出来ませんが中央に小川を挟んだ小さな集落で中心地は舗装もされていて、物見やぐらがある建物等が確認できました。
もちろん人など誰一人住んでる気配など無くしばらく夕闇の中興奮してたと思います。
一通りの探