人妻 香苗 3
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香苗 「…ぁ……あの……」
中嶋 「ハハッどうしたんです?そんなに驚いた顔して。僕の顔に何か付いてます?」
香苗 「い、いえ別に……あの…中嶋さんはどうして…?」
香苗は午前中、隣からの中嶋の声を聞いた時から疑問に思っていた事を中嶋に聞いてみた。
中嶋 「どうして?あぁ……俺の仕事は基本パソコンがあればどこでもできるんでね、今日は恭子の部屋を借りてるんですよ。」
香苗 「どこでも…?あっ、そっか……。」
中嶋が株取引で生活をしていると言っていたのを思い出した香苗。
確かに株取引だけならネットに繋がっていればどこでも可能だろう。
中嶋 「このマンションいい部屋だし、もったいないでしょ?恭子は平日、殆ど寝に帰ってきているようなものだから。」
恐らく恭子は中嶋の事を信頼して合鍵を渡しているのだろう。しかし、そんな恭子を中嶋は最低の形で裏切っている事を香苗は知っている。
香苗 「そ、そうですね……恭子さん忙しいですものね。」
2人がそんな会話をしていると、エレベータ