二十歳の彼
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仰向けに寝たガウンの前を開き、ごくん!生唾を飲み込んだ二十の彼
結婚して六年・・身体を求める私を拒む事が多く為った、夫・・或る日、書斎に置いてあるゴミ箱の中に在ったティッシュを捨てようと手に取った時、丸め捨てられたティッシュに鼻を近付け生臭い匂いを嗅いだ、私・・『自分で処理してる・・』女として見てくれなくなった事に一抹の寂しさが過った、私・・まだ、三十なのに・・お払い箱扱いされた様な感覚に陥り寂しさが溢れ始め・・やり場のない気持ちを慰めてくれる人と会いたくて、カカオトークに登録した、私
寂しい事を、只管隠しながら送られてきたラインの中から二十の彼を選び、差し障りのない位な会話で欲求を押さえていた私に「食事してデートでもしませんか?」届いたメールを見て押さえていた欲望が芽吹き始めた、私・・約束をした場所に現れた二十の彼と軽く飲食を共にし
他愛もない会話で寂しさを紛らわせてた時・・
「思ってたより若いですね・・」
「三十のオバサンを揶揄わないで・・」
「目が綺麗ですね・・」
「コンタクト入れてますから・・家に居る時はメ