草むらで発見したエロ本を見ながら同級生と

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2019-09-02

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8月が過ぎ、残暑を感じると決まって思い出すことがある。
アスファルトの匂いと共に。

時は、今から30年前ほど遡る。
私は人口5万人ぐらいの地方都市に住む小学6年生だった。
小学校まで片道30分ぐらいかかっていた。
草むらを抜け、田んぼを抜け、区庁舎を抜けると小学校に辿り着いた。
どちらかというと人がまばらな新興住宅地であり、近所に子供はあまりいなかったように思う。
多くの小学校の同級生は、私とは違う方向に住んでいたため、自宅へは1人で帰ることが多かった。
また放課後、遊ぶと言っても、小学校まで徒歩30分。
相当な距離である。
そのため放課後は、滅多に友達と遊ぶこともなかった。
引っ込み思案な性格も手伝い、これといった友達と呼べる人もいなく、ちょっと寂しい小学校生活を送っていた。

小学校最後の夏休みが終わり、9月の始業式から少し経ったある日のことだった。
授業が終わり、帰宅している時だった。


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